1.リモート デスクトップ接続の有効化
Windows 7 の「システムのプロパティ」を開き、「リモート」タブでリモート デスクトップ接続を有効にし、
Windows ファイアウォールで RDP ポート (3389/tcp) への着信を許可します。
Windows XP コンピューターから接続する場合、セキュリティの高いネットワーク レベル認証で接続可能にするには、Windows XP SP3 が必要です。
また、ネットワーク レベル認証は既定で無効になっているため、有効化する必要があります。
2.fDisabledAllowList 値の設定
Windows 7 でレジストリ エディターを開き、次の場所にある
fDisabledAllowList の値を既定の 0 から 1 に変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TsAppAllowList\fDisabledAllowList
(REG_DWORD) : 0 --> 1
3.RDP ファイルの作成とカスタマイズ
クライアントコンピューターでリモート デスクトップ接続クライアント を実行し、
Windows 7 コンピューターにリモート デスクトップ接続を行います。
接続時、資格情報を保存するようにします。
正常にリモート デスクトップ接続が行えたら、もう 1 度、リモート デスクトップ接続クライアントを開き、
「▽オプション」の「名前を付けて保存」を実行して、接続設定を RDP ファイルに保存します。
保存した RDP ファイルをメモ帳などのテキスト エディターで開き、次の 3 行を追記して上書き保存します。
remoteapplicationmode:i:1
remoteapplicationname:s:Microsoft Office Word 2007
remoteapplicationprogram:s:C:\Program Files\Microsoft Office\Office12\WINWORD.exe
この 3 行は、Windows 7 のアプリケーションに RemoteApp 接続するための指定です。
動かしたいアプリを設定します。
また、コマンドライン引数が必要な場合は、次の行を加えます。
remoteapplicationcmdline:s:コマンドライン引数
4.RemoteApp プログラムへの接続
RDP ファイルをダブルクリックして、RemoteApp 接続を開始します。
Word 2007 のアプリケーション ウィンドウに接続できます。